暮らしを豊かにする方法。

テスト前だったというのに、ふと過去のブログをもう1度読み返したくなり、気づけばアメブロ、ブログスポット、タンブラー、インスタグラムなど過去に自分が使っていた発信ツールをどんどん遡っていました。


自分が書いた文章のまとまりのなさや表現の安っぽさにちょっとがっかりしたけど、当時の自分の前向きで強かな考え方や生き様のようなものを頼もしく感じました。写真が多いのも、記憶を遡るのを手伝ってくれるので読んでいて楽しかったです。


そして気づいたのは、当時の私はいまよりもっとクリエイティブで、自分の生活を思いのままにカスタマイズしていたということ。自分らしく、好きなことをおもいっきりやってみる姿勢は、この頃の自分のライフスタイルにしっかりと現れていました。



あまり知られていませんが、出身は福岡です。

生まれも育ちも福岡で、山の麓にある小さな町に住んでいました。小学校の全校生徒は140名で現在は70名ほどなのだとか。町には街灯が少なくて、信号もない。駄菓子屋さんと農具屋さんくらいしかお店がなくて、あとは全部畑とお寺。みかん屋さんとぶどう屋さんもあったかな。


市内へ出れば娯楽はあるけれど、同世代で賑わう遊び場といえば市内唯一のショッピングセンター・映画館・寂びた商店街にポツンとあるゲームセンターに、その路地裏にある奇抜な外装が特徴的なカラオケ。

私の町は市の中心から離れた場所にあったため、バスも電車も1時間に1本と、車がなければ身動きが取りずらいし、片道500円もかかる。ティーンのお小遣い事情からすると大きな出費。1日遊だけで往復1000円飛んでいくんだもん。


要は、週末のたびに遊ぶために街へ繰り出すのは面倒だった。

週6で授業を受けてたから友達とは学校で会えるしね。家でゆっくりするほうが好きだったし、そういう時間を大切にしいました。


周りに高い建物がないから広い青空も真っ赤な夕陽も簡単に見れちゃうし、街灯が少ないおかげで星空が綺麗に見えます。暇になったら近所をお散歩して、ゆっくりお風呂にはいって窓から差し込む光で日が沈んでいくのを感じるのが大好きでした。


だけど、好奇心旺盛な私にとっては物足りなかったんだよね。

結果、田舎での暮らしをクリエイティブに工夫するっていうライフスタイルにたどり着いたみたいです。


例えば、畑の余っている場所にブルーベリーの木を植えて、ブルーベリーマフィンやスムージーにしたり。


実家には丁寧に手入れしている柿畑があるので、秋になったら柿とリンゴのパイを作ってみたり。アメリカで体験したThanks Givingが恋しくて、パンプキンパイだって焼いた。これは毎年の定番になってるから東京でも焼いてた!



クリスマスやバレンタイン、ことあるごとにお菓子をつくってクラス全員に配ったな〜。


絵を描くのにはまった時期もあった。


料理に使うハーブをいちいち買っていてはお金がかかるので、と、お花屋さんにお願いしてミントの苗を取り寄せて、花壇で栽培したり。


春になると咲き乱れる、お庭の枝垂れ梅を縁側から眺めるのも好きだった。




インスタのフィルターがまだ豊富じゃなかったから、自分で工夫して写真を撮ったことも。


この写真、虹を写したくてCDと懐中電灯を使ったんだよ!なかなかの発想だなと今でも思います。笑

パイナップルをカットするだけでもすっごく工夫してた!


他にも、自分でアイマスクを作りたくてお裁縫したり、ピザを生地から作ってみたくてパントリーから材料をかき集めたもののパン生地を発酵する機械が壊れていたので、ストーブの前でじんわり温めながら自力で発酵させたり。思い出すとちょっと笑える。


細かいことは気にせずとにかく工夫してました。当時の自分の発想って結構面白い。



高校の頃には海外のライフスタイルに興味を強く持つようになってたから、インスタグラムやピンタレストでインスピレーションを集めて吸収しては、実践して自分の暮らしに取り入れてみたり。Bethany MotaやAspyn Overdのyoutube channelは夢中になって観てた! 2人に憧れて、ライフスタイルアドバイザーになりたいなって考えてた時期もあるほど。今でもやっぱり惹かれるお仕事です。Next Weekendという、理想の生活を実現するためのライフスタイルやアイディアを提案するプロデュースチームの村上萌さんは、まさにそのお仕事を本気でしていらっしゃる方で、私もいつかお仕事でご一緒してみたいと密かに夢見ています。


 




 カリフォルニアでの生活について書かれたブログに、当時の私はこんなことを綴っていました。


土曜日の朝は、みんなより早く起きる。午前中のうちにバスルームの掃除をしなくちゃいけないんだけど、その前にゆっくりとお庭で太陽の光を浴びながら朝食を。サラダにはトマトとくるみをたっぷりと入れて、ラズベリーのドレッシングをかけるのがお気に入り。1週間がんばった自分へのご褒美として、こっそりアイスも食べちゃう。この自分だけの時間を大切にしている。小さなことだけど、私には大きな余裕が生まれるから。


まだカリフォルニアでの生活に慣れずに、自分の居場所がよくわからなかったころ。

勉強も頑張ってたし、ホストファミリーとの不仲もどうにか改善しようと努力して、できるだけ日本のことは考えないようにしてた。そして理想と現実のギャップを凝視しては自己嫌悪に陥って、とにかく我武者羅に自分探しをしていた時期。余裕なんてなかったからこそ、自分で自分に「余裕」を与えるしかなかったんです。週末のちょっとした自分のための時間が私にとっての最善のリフレッシュする方法で、その時間を大切にしてた。ゆっくり息継ぎする時。


暮らしの豊かさの定義は人それぞれ。だけど自分の人生を豊かなものにしたいと思う気持ちはみんなあると思う。そんな時、自分の理想やそれを叶える方法を知っていること、自分の心の栄養剤を把握しておくことって大切だと思う。ライフスタイルってちょっとの工夫で自由自在にカスタマイズできる。目の前の生活だってもっと楽しめるものになるはず。


髪を切っただけで生まれ変わったかのように感じる私みたいな女の子は、特にそういうの上手なんじゃないかな、なんて勝手に思ってる。笑


さて、留学生活も折り返し地点まできてしまいました。

残りのフランス生活、どんなものにしようかな?

思いのままにできるんだもん、とびっきりいいものにしたいよね。


まずは着替えて、カフェのテラスでヌテラマフィンでも食べようかな。お外は晴れてるみたいだし。


みなさんは、今日をどうカスタマイズしますか?



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