Love Yourself




 思い立ってこのブログを作成してからもうすぐで1年になります。

趣味の範囲で書いているブログだけど、わりとこだわっているつもり。思いゆくままにキーボードをぽちぽちとタップしては、デリートして、またタップして。心の奥から湧き上がるエナジーと愛情を注ぎながら言葉を紡いでいるからこそ、自分が書いてきた記事のひとつひとつを愛おしく思う。


ネット上に自分の私生活における出来事や考えたことを記すようになったのは中学に入ってすぐ。SNS、ホームページ、ブログ、友達の間で流行ったものには片っ端から手を出した。そしていつのまにか、毎日帰宅後に1日の出来事を書き込むのが日課になっていた。面白いことに、すべてのブログ名が「Brunch at Tiffany's」か「Dinner at Tiffany's」でした。何年経ってもこの名前が1番好きみたいです。

前のブログの更新を止めたのは、LAから帰国して日本の高校に戻ってからのこと。それ以降は専らインスタグラム。でもやっぱり、そこでも写真に長い文章を添えていた。


 こうやって振り返ってみると、私は書くことが昔から大好きでした。

わかりやすくユーモアたっぷりに話すのは得意じゃないけれど、書くことは純粋に楽しんでいたようです。心から楽しめるものがあるって素敵なこと。なのに私ったら自分で気づくことができなかったどころか、いつのまにか苦手意識まで持っていて、自己紹介の趣味の欄に「文章を書くこと」と書いたことなど1度もなかった。 


やっと書くことへのパッションを実感したのは、大学に入ってから。論理思考の授業で課題レポートを先生に褒められたのがきっかけ。毎週のように書かなくちゃいけなかったレポートだけど、時間をかけて丁寧に書きあげた。それがほぼ毎週授業内で評価されるようになって、やっと自分の文章に自信が持てるようになった。私にとって文章を書くことこそ、自分らしさを発揮できるアクションであり、言葉が好きだということ自体が自分らしさだと気づいたから、この1年間止めることなくずっと書き続けてきたんだと思う。


(1年前♡)


だけど、誰かに読まれるのはやっぱり怖かった。ずっとずっと、実は今でもそう。


自分の世界観を否定されたらどうしよう。

自分の「好き」を否定されたらどうしよう。


誰かにネガティブなことをいわれると、書くことをやめて自分らしさを胸の奥深くに隠してしまうと確実にわかっていました。だから、特別仲のいい人にしかブログを公開しなかったし、読んでくれる人が増えてからは、気に入っていた記事を消去したり文章をこっそり編集したりもした。好きなものを通して自分が傷つくことを恐れて、自分らしさを諦めようかと迷った時期もありました。自分らしさを大切にしているからこそ、誰かに傷つけられてしまうのは避けたかったし守りたかった。相手は私を侮辱しているつもりはなくても、かなりセンシティブな私は恥ずかしく、悲しくなることもあるのです。



国民性の指標から見て、日本人は集団主義な考え方を持っていることが明らかになっています。しかも数値が世界トップレベル。つまりこの数値が高い国の人は協調性を大切にし、集団の中でハーモニーを保とうとする傾向があるということ。「出る杭は打たれる」ということわざは、文化次元論の授業でもよく紹介されます。(その度に個人主義な国の生徒たちが驚いてる。やっぱりカルチャーって面白い♡)


何も、日本人が成功できないと言っているわけではありません。

ただ、自分らしさや個性を諦める人って多いんじゃないかな?と考えさせられました。


私みたいに、世界に自分を示すのを恐れている人はどれだけいるんだろう。

傷つくのが怖くて、自分らしさを諦めてしまう人はどれだけいるんだろう。




 そんなことを考えていたある日、何かの本を読んでいるときに、ピンときた言葉があります。


「恥をかく勇気と継続する覚悟」


正確な文章や本の名前はメモを日本に置いてきてしまったため残念ながらわかりませんが、

成功したり夢を叶えるには、失敗したり恥をかいたりする勇気と、それでも継続する覚悟が必要、そんなかんじだったと思う。


心にストンと落ちた言葉。納得。私の友達だってそう。結局何をしても全員から賛同を得ている人なんていないし、夢に向かって突き進んでいる人こそ、そういう覚悟を持って、あまり周りに気を取られないようにしている気がする。私はそういう友達に魅力を感じています。


 正直なところ将来も文章は書き続けたいし、それが仕事になればいいなと思ってる。英会話スクールを経営する傍ら、女性誌にエッセイの連載を持つのは密かに持っている長年の夢。だったら、まずは周囲に自分のことをアピールする必要があるのはわかっていた。友達に文章を読まれるのを恥ずかしがっているようじゃ、雑誌をめくるキラキラした女の子たちの心に残る文章なんて書けない!と腹をくくった。


「恥をかく勇気と継続する覚悟を持ちなさい」という言葉を聞いて私が起こした行動は、まずブログを一般公開にしたこと。ツイッターやインスタグラムで、更新するたびに記事をシェアしたり、告知してみた。そして友達にも、読んで!と言うようになった。次に、SNSのプロフィールを変更。「ガールズトークをしている気分で文章を書いています」と、自己開示をしてみることに。



結果、どうなったと思う?


ポジティブなコメントがたくさん来ました。これには自分でもびっくり。

友達だけじゃなくて、中高の後輩から人生の大先輩まで。留学中に考えたことや私が日頃感じていることに共感して、メッセージをくださいました。中には私のことを全く知らないけれどたまたまツイッターやインスタをみて、ブログを読んでくれたという方もいらっしゃいました。1番驚いたのは、頑固な兄が「なかなか読ませる文章を書くじゃん」とわざわざ連絡をくれたこと。


もちろん読んでくれた全員が褒めてくれてるわけじゃないと思う。でも1度公開しちゃったら後戻りはできない。「私、こんな人です!!」って自信をもって言える勇気を持つことができるようになりました。


なにより、このブログが好きだと言ってくださる方がいることが本当に嬉しいです。みなさん、読んでくれてありがとうございます。


勇気をだして、公開してみてよかったなって思う。

やっぱり読んでもらえる方がうれしいからね。


 将来、もし夢が叶って、「言葉を操って人を幸せにすることができる」随筆家になれたら何を発信したい?もし誰かにそう聞かれたら、「愛することの素晴らしさを伝えたい。」と答えよう。


他人を愛することだけじゃない。

世界でたった1人の自分と、その個性を誰よりも愛してあげる事ができるのは自分しかいません。自分自身と、自分らしさを大切にしてほしい。その素晴らしさをたくさんの人に伝えたい。


心から好きだと思うことを追求してほしい。夢をみて追いかけてほしい。そして唯一無二の自分と隣人をとびっきりの愛で包んでほしい。
私もそういうまっすぐな女性でありたいものです。



"You shouldn't have to sacrifice who you are just because somebody else has problem with it."

あなたはあなたであるべき。たとえ他の誰かがそれを好きじゃなくても。


これは、SEX AND THE CITYのキャリーの言葉。

多くの人から好かれたいと思うのも、否定されたり傷つけられたりしたくないと思うのはみんな一緒だと思う。だからといって自分らしさを犠牲にする必要は全くない!いつでもありのままの自分でいること、自分を信じてあげること、そして、自己と他者の欠点を受け入れることが大切だと思います。



まだまだ出る杭は打たれやすい社会。だけど、出過ぎた杭は打たれにくく周囲を巻き込む力があるんだって。それだけパワフルな人は打たれづらい。「もしも打たれたって、折れない杭でありなさい。」母は私にそう教えてくれました。


Do not be afraid of showing the world who you are.

There will be always someone who loves you no matter what.


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