ポーランドの家族を紹介します。

もう2週間も前のことになるけど、週末を使ってポーランドに行ってきました!


友達から「なぜポーランド?」と不思議そうに聞かれるけど、

目的はただ1つ。

大好きなお友達と再会するため!


私がカリフォルニアの公立高校に留学していたことや、

親友の名前がジャッキーだってことは、知ってる人も多いと思うけど、

他にも、お兄ちゃんのような頼れる存在の『男友達』がいました。


ヴォイテックは、私の現地コーディネーター(留学カウンセラー)のお宅にホームステイしていた留学生。


私のホストファミリーの事情で、コーディネーターの家に数日間泊めてもらっていた時に、彼と初めて対面。

家の中を案内してくれた時に、私は彼が留学生なのか、コーディネーターの息子なのかわからなくて混乱したくらい、彼が自信を持って話す英語が印象的でした。


当時の私は、自分が話す英語にまっっっっっっっっっっっったく自信を持てず、そのせいで内向的だったから、誰とでも気さくに話して仲良くなっちゃう彼を心底すごいと思ってた!


学校は違うけれど、聖書学校や教会でよく会ってたし、

コーディネーターがよく、私たちに学校を休ませてディズニーランドに連れて行ってくれてたから、たくさんの時間を一緒にすごしたなー。

ロサンゼルス周辺の留学生50人と一緒に旅行している時も、偶然いつも同じ車に乗ってたし、ずっと一緒だった。彼がホストママを怒らせて外出禁止になった瞬間も隣にいた。笑 夜中にホテルの部屋から出ることが禁止されてる時もメールでやりとりしてたから、「2人は付き合ってるの?」って後から友達に聞かれたこともあった笑

お互いに恋愛感情はなかったんだけどね。笑 だからプロムも別々に行った。


私が闇に葬った「クレイジーリトルブラックドレス」の目撃者でもあるんだよ。笑

(パーティーで顰蹙をかったことがありました)

つまり、私が描く自分像に大きな変化が訪れる時、偶然にも隣にいた人。

私の恥ずかしい話をたくさん知ってます。


すごくフレンドリーでやさしくて、どこにいてもすぐに友達を作ってしまうような人だったから、隣にいてすごく誇らしく思ってた。私の親友、クールでしょ?って。


そんな彼とも、帰国後に連絡が途切れてしまった。

メールしても返事はなし。既読がいつまでもつかないことに慣れちゃって、年に1回彼の誕生日にしかメールしなくなった。


日本の高校を卒業して、カリフォルニアに遊びに行った時、

コーディネーターから聞いた彼の近況は、


「高校退学・婚約」


彼とはまだまだ無関係だろうと思ってた言葉たち。


ポーランドの高校で留年して、そのまま退学。

彼女とは同棲を初めてそのまま婚約。


私が知っている彼とのギャップが大きすぎて戸惑ったし、

何より、婚約という言葉が胸に突き刺さった。


音信不通になってるせいで、また会えるのかも不確かだったのに、

結婚しちゃったら、本当に私のことを忘れてしまうんじゃないかって悲しくなって、

家につくなりホストママの胸の中で大号泣した。


それから3年が経ち、私は晴れてフランスへの留学が決まったんだけど、

正式に入学許可書が届いてすぐに、コーディネーターに連絡した。

「お願い!彼に会うのを手伝って!」って。


それから、コーディネーターが彼と連絡をとる仲介をしてくれた。

本人に連絡するだけじゃなくて、彼のお母さんにも「リサが会いたがってるってヴォイテックに伝えて!」とメールしてくれてたみたい。


夏になってようやく彼から返事がきた。

何度かやり取りをして、9月に彼に会いに行くことに。


本当は11月に会いに行くことを考えてたんだけどね、

おめでたいことに10月に赤ちゃんが生まれると聞いたので、出産前に会いに行くことにした。


再会した彼は、意外にも、特に何も変わってなかった。


彼の英会話力は衰えてなかったし、なんならボキャブラリーがますます豊富になってたし、

好奇心旺盛で思い立ったらすぐ行動する性格も

社交的で人懐っこいところも

真剣に物事を考えて、学ぶことを楽しんでいるところも


何も変わってなかったよ。

私が尊敬していた人のままだった!


彼の家は首都ワルシャワから車で3時間くらい離れた田舎町。


高校を辞めた後すぐはお父さんの会社で建築家として働いていたんだけど、間も無く独立。

家具の販売やキッチンのリフォームをしていたんだって。


現在は、自分で起業して建築家として、家を建てたり、公共施設のリモデルをしているそう。

彼と奥さんが住む家も自分たちで建てたんだとか。


家に着くなり、可愛らしい奥さんのナタリアが迎え入れてくれて、一緒に紅茶を飲みながらお話。


最初は恥ずかしがって、なかなか英語で会話してくれなかったんだけど、慣れてきたらナタリアからもお話してくれるようになった。しかもよく笑う子!笑い方もかわいい!



おうちの内装は全てナタリアがデザインして、家具もいろんなサイトを見たり、お店に足を運んで自分でセレクトしたんだって!


建築家のボイテック、空間デザインが得意なナタリア。

すごく素敵なカップルじゃないの、、、!

(私の周りで、建築・家具関係の人多くない?笑)



滞在は3日間だけだったんだけど、お城巡りをしたり、デザートをたらふく食べたり、おうちでゆっくりしながら結婚式の写真集を見せてもらったり、リラッキシングで家族のぬくもりを感じれる時間を過ごしました。


到着前は、奥さんと仲良くなれるか心配だったけど、すぐに距離が縮まって、

ヴォイテックの奥さんがナタリアでよかった!って強く思った!

ヴォイテックに「よくやった!!!!」て何回も言っちゃった!笑


そんな楽しい時間もあっという間に過ぎ去り、フランスに帰る時間に。


最終日にボイテックと2人で空港まで向かっている間、

これから私たちがどういう人生を生きたいかについて話した。


どんな仕事をしたい?

これはどう?あれはどう?

どんな人と結婚したい?

子供にはどういう環境で育って欲しい?

これから会社はどうするの?

パイロットになる夢は?

人生における優先順位ってなに?


5年前も似たような会話をしてたなー。って思いながら。


5年前は秘密にしていた話もお互いに暴露!

(あのドレスを捨てた理由とか、あの人とこういうことがあった、とかね笑)


お互い成長して価値観に変化があったから、前よりもっと素敵な夢や目標を持つようになったし、「それいいじゃん!」って励ましあえる。

そして、お互いにとってのベストな幸せを心の底から願ってる。


人生本当に何が起こるかわからない!

彼ともう一度会えるなんて保証はない。

でも、私たちがそれぞれの場所で幸せであって、周囲の人をもっと幸せにできているなら、それでいいと思った。そして、離れていてもずっと味方だって、心の片隅のどこかで覚えていれば大丈夫だと。少なくとも、現在はお互いに幸せだよね。


「結婚おめでとう。ナタリアと赤ちゃんと一緒に幸せになってね。」をやっと彼に伝えることができた。ちゃんと心からそう願って、言葉にできた!


「リサは今でも僕の妹だと思ってるよ。またいつでも遊びにおいで。」

その言葉をもう一度聞けたから、私は幸せです。


ポーランドまでヴォイテックに会いに行く夢、達成。






あとがき


昨日、9月29日に無事に男の子が生まれました。

名前は自分からとってバーテックにしたんだって!


そのうち会えるといいな〜!



Cup of Grace

1杯の紅茶と溢れるほどの恵

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