ヤマトナデシコ
春休みもそろそろ終盤。
2回の渡米の間に、アメリカから来た親友と日本を観光して回ったんだけど、それがとっても面白かった。
まずアメリカ帰国直後だったこと
そして、ジャッキーに日本の文化や歴史について片手でググりながら解説しなければいけなかったこと
この2つがいい感じに、いや、もううんざりするくらい作用してくれて
「日本」という国を客観的に見ることができたんじゃないかと。
例えば日本の宗教
広島と京都では主に重要文化遺産になっているお寺や神社を巡っていたんだけど、
仏教と神道をそれぞれちゃんと説明できる日本人って意外と少ないんじゃないかな。
クリスチャンの家庭で生まれ育ったジャッキーは異宗教の文化に馴染みがなく、そもそも知識が皆無なため、頭の中には終始『?』が大量発生していたみたい。
まぁそれも無理ないし、私自身、留学中にホストママやアメリカ史の授業で日本の宗教についてディスカッションをよくしていたから多少は知識を蓄えていたつもりだったので、ちょいちょい解説してあげてた。
ただね、清水寺に稲荷神社みたいな鳥居がちょこんとありまして。
「ん? お寺の中に神社?仏教の中に神道?」と私は混乱しまして。
いままでは気にならなかったのに。
ゼミの友達が教えてくれたけど、戦時中の日本の政治形態を整えるために仏教と神道を統合しようとしたんだとか。(よく覚えてないから今度もっと教えてもらうつもり)
他にもジャッキーからの質問に「う、、、。」と詰まることが何回も。
伊達政宗って何した人だっけ?
茶席の作法うろおぼえだ、、、・
お地蔵さんの存在意義なんて考えたことないわ!!!
観光名所、伏見稲荷神社に鳥居が800もある歴史的背景なんて考えたことある?
日本人の大多数がどうかとかは置いといて、
私って自国についてこんなにも知らないんだなって、改めて悟ったの。
我が国が誇る数々の重要文化財のバックグラウンド。
長い歴史の流れ。
宗教と密接に歩んできた日本人の思想や文化。
他の国には見られないユニークなカルチャー。
なんとなく「日本」を理解しているだけじゃ、
外国人に説明しようとすると自分の知識不足につまずく。
私にとっての国際人とは、
「多種多様な文化や価値観を知っていること。」
「その知識や経験から成る柔軟な考察力を活かして、国境を越えて活躍する人物。」
ある意味私の憧れの姿なのかもしれない。
でも、自分の生まれ育った国について正確に知らなくちゃ、私が思い描く国際人にはなれないのかなって。
私は日本が大好き。
日本人が持つ他人を敬うホスピタリティの塊のような精神や、何事も丁寧に成し遂げることをよしとする慣習。本当に美しい。
もちろん良いことばかりなんかじゃない。
異国人にとっては「むずかしい」人たちだと思う。
その両方を見ることができた春休み。
これをどう活かそうかな?
私も国際人になれるかな
もっと勉強します。
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